筋膜リリースの利点

★筋膜リリースって?

最近、筋膜リリースという言葉が一般的にも知られるようになってきましたが
そもそも筋膜リリースって何?整体や指圧とどう違うの?って疑問になりませんか?

筋膜というのは筋肉を包んでいる膜のことで、細かい所までたくさんたくさんあるのですが
ざっくりと分かりやすく説明しますと、筋肉を包んでいる膜が、隣の筋肉を包んでいる膜と繋がっていて
それが全身繋がっているという構造になっています。

なので、一ヶ所で筋肉が硬くなると、次々とつながりのある筋肉が筋膜で引っ張られて
違うところにまで痛みを引き起こすことがあります。

そうなると、いくら「ここが痛い、硬い」とほぐしてみても
原因となっている硬さは違うところにあるので
そこをほぐしていないと、また同じように硬くなってきます。

逆に、その原因の場所を先に緩めると、痛みが出ていた場所が緩んで楽になったりします。
まるで手品みたいです。

よく、痛いところをとにかくほぐしてくれ!といって強揉みを好む方がいらっしゃいますが
そこが原因でない場合、ほぐれにくい上に、徒労に終わります。
また数日すると同じように硬くなってきて、「ほぐして欲しい!」となるのです。
堂々巡りになりますね。

★「ほぐす」より「緩める」

人間の身体は機械やロボットのようにパーツがそれぞれ組み合わさっていて
悪いところを直したらOK、みたいな造りではありません。
それぞれが影響し合い、バランスを取っています。

腰痛の原因が首の硬さにあったり、腕の疲れから来ている場合もあるのです。

私は施術をしていて、常に常に、「これでイケる」と思った手技が太刀打ちできないケースに出会い
その謎を解くために違う手技を勉強して、自分の施術にプラスしていく、ということを続けています。

私は今でもタイ式マッサージをベースにはしていますが、こだわってはいません。
いらっしゃるお客様はとにかく痛みや疲れから解放されたいのです。
なので、その方に合った最適・最短の方法を考えて施術しています。

とにかくストレスや疲労から解放されたい時にはタイ式、内臓の不調が体調に影響している時は経絡を見て、
場合によってはダイレクトにお腹をマッサージしたり、
それでもどうしようもない時はクォンタムタッチという氣を入れる施術をプラスしてみます。

最近では、筋膜リリースを勉強していて、「なぜここはほぐれないのかなぁ、どうやったらほぐれるのかなぁ」
という謎が少しずつ解明されています。

謎解きが出来ると、身体は面白いほどに変化してきます。

先ほどから「ほぐす」と書いていますが、正確には「緩める」といった感覚です。
ガチガチになった筋肉も、強い力でほぐす必要は、実はないのです。

もっと優しい刺激や圧で筋肉はほどけていきます。


★筋膜リリースの利点

強い刺激でないとほぐれない、という思い込みで受ける側と
それを要求されて強い圧でほぐし続けるセラピスト、
どちらも負担が大きく、その割に報われないケースが多いです。

現に、親指や腕を壊しているセラピストもたくさんいます。

指圧でしたら、体重を乗せた長めの圧で、筋肉は充分緩みますし
筋膜リリースだったら、もっと緩めの圧や刺激で緩みます。
経絡を扱う場合にも、とても緩やかな圧でアプローチ出来ますので
体調が悪くて強い刺激が嫌な時、病後のケアなどにも良いです。

経絡も、筋膜に沿って流れているという説があり
確かに筋膜リリースをしていると、一致するケースも多いと感じます。
なので筋膜リリースをすることで、自然と経絡の流れも良くなるのではと思います。

講習では先々、筋膜と内臓との繋がりも出てくるようで、楽しみに学びを続けています。