側弯症の改善

側弯症とは

私自身が軽い側弯を抱えているので、側弯症については以前から常に気にしています。

側弯症とは、背骨が左右に歪むことですが、歪む方向は決まっていて、腰の上で右へ曲がり、肩甲骨のあたりで左へ捻じれます。
人間の体は、健康な人でも疲れてくるとこの形に歪みやすいです。

また、先天性の奇形、神経や筋肉の異常、外傷など原因がはっきりしているものを除くと70~80%は原因も不明。
子供の時や思春期に発症することが多く、それに気づけば重症化しないように運動法や器具の装着など対処法はあるようですが、
側弯症は基本的には治らないと言われています。

側弯症の方のためのケア

時々、結構な側弯を抱えた方を施術することがありますが、背骨がねじれている分、腰や肩などがつらくなりやすいようです。
といって、根本的に改善することは出来ないので、マッサージ等も対症療法となります。

それでも、随時身体のケアをしていくことは大切だと思います。
私自身の印象ですが、疲れたり身体が硬くなってくると、歪みがきつくなってくるような感じがします。

施術の場合、背中を強く圧さないでと言われたりするので、筋膜リリースでじっくりと筋肉全体を動かしながら緩めていきます。
酷いコリは指先を引っ掛けるようにして軽く揺らしながらほぐしていきます。


最近の症例


先日、何度か通ってきていただいている方が、実は側弯症だったと気付きました。
そんなに酷くはなかったので、身体が疲れて歪んでいるのかなという印象だったのです。

ご本人は病院へ行ったことはなく、側弯症の知識もありませんでした。
今出ている身体の痛みが、側弯で身体が歪んでいるが故の結果だと説明すると、深い所でずっしりと分かりました、と仰られました。
子供の頃から背中が痛かったそうです。ちょうど上部の歪みが出るあたりでした。

そのまま半世紀ほど知らずに生きてこられたので、いつも取れない身体の痛みに対して、悩んでこられたようです。

その上、その方は仕事の関係で左腕が以上に硬くなっていて、肘が伸びませんでした。
何度か施術するうちにだんだんと伸びてきましたが、相当な硬さでした。
腕の筋膜は左右で繋がっているため、左がこれだけ硬いということは、右も引っ張られてつらくなります。
その方はいつも右の肩が前に入っている感じで、背中側に痛みが出ています。

原因は側弯の歪みだけではなく、その左腕の硬さもあると思うので、それが取れてくると少し楽になるかもしれないです、とお伝えすると、
いろいろ納得して頂けたようで、私自身、こういう説明はとても大切なのだなと改めて思いました。

私はもともとリラクゼーションのタイ式マッサージからスタートしておりますので、治療系の施術家の様に説明するのは苦手です。
ですが、経絡指圧や筋膜リリースなどを勉強するうちに、施術の内容も変化してきたので、お客様への対応の仕方も変えて行った方がいいのだなと気付かされた一件でした。


経絡というアプローチ

また、経絡指圧で行う、側弯の改善のための運動法も行いました。
多少ですが歪みが改善されてスッキリします。(たぶん疲れて歪みがひどくなった分が戻る感じだと思います)

経絡では、側弯症は三焦(+心包)虚、腎実です。経絡のアンバランスがあるのです。
西洋医学で解決できない身体の問題を東洋医学が解決してくれる場合があるように、西洋的なアプローチで筋肉・内臓・骨格といったものを見ていくだけでなく、経絡のバランスを見ることで、改善の余地があるかもしれません。

また、背骨の歪みというと背中ばかり見がちですが、お腹側の問題も見ていく必要があります。

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側弯は治らないとしても、少しでも楽になることが大切です。
つまり生活や人生の質(クォリティ・オブ・ライフ)を向上させることですね。

私自身も気を付けてケアすることで、以前より腰痛を酷くすることが減りました。