肝臓のリリースと前肩の改善

以前書いた、側弯症の改善 でご紹介した「右肩が前に入っていて背中側に痛みが出ている」症例ですが
結構しつこい痛みで、なかなか完全に取りきれなかったのですが、月に2~3回、3ヶ月ほど通われるうちに改善されました。

前肩(巻肩)は、デスクワークや前かがみで仕事をされる方に多いのですが
この方の場合は、仕事の時の姿勢が特殊なせいなのか、それとも左腕が伸びないので引っ張られているからなのか、いろいろ謎でしたが、一番効いたと思われるのは、肝臓のリリースでした。

いらっしゃった当初に何度か、内臓が気持ち悪い、というようなことを仰られていたのですが
あまり説明がうまく出来ないようで、お酒が多いということだったので飲みすぎでは?とは思っていたのですが…飲みすぎて気持ちが悪い、ということではなく、肝臓が疲れていたからのようです。

なぜ内臓が関係するのか?というと、筋肉と内臓は、やはり筋膜で繋がっているからです。
特に肝臓は、疲れてくると充血して重たくなります。
そうなると、肝臓の重さに引っ張られて身体が傾き、腕が上がりづらくなります。

右側の四十肩(肩関節周囲炎)などは、肝臓が原因の方もおられます。
(ちなみに肝臓はお酒の分解以外にもたくさんの仕事をしていますので、肝臓が疲れているのは必ずしもお酒が原因ではありません)

2回ほど肝臓のリリースをしたことで、だいぶ前肩が改善してきたのですが、背中側の痛みは取れませんでした。
前肩になっていると、前に引っ張られることで肩甲骨の外側あたりが痛くなることがあります。
痛む場所を触ると、かなり硬くなっていたので、そちらはダイレクトにほぐしました。

そのおかげで、その後は痛みも出なくなり、肩もすっかり元の位置に戻っています。

前肩の原因が内臓にある方は、他にも呼吸器系や胃腸が弱い方にもいらっしゃいます。
内臓をかばうため、身体を丸めた方が楽なのです。

内臓のリリースをすることで、姿勢が改善できることもありますので、心当たりの方はご相談くださいね。